WordPressプラグインアップデートの更新通知、放置してもいい?安全に更新するコツを解説

WordPressプラグインアップデートの更新通知、放置してもいい?安全に更新するコツを解説

WordPressの管理画面を開いたら、更新通知が出ている!

「これ、すぐに更新しないといけないの?」
「放置したらまずいのかな…」
「更新して壊れたらどうしよう」

結論をさきに言うと、急いで更新する必要はありませんが、更新はしていきましょう

この記事では、なぜ更新が必要なのか、どういう手順で進めれば安全なのかを順番に説明します。怖がりすぎず、でも放置もしない。そのちょうどよい感覚をつかんでもらえたら、と思っています。

目次

プラグインの更新通知が出る

WordPressを使い始めてしばらくすると、管理画面の「更新」という項目に赤い数字が出るようになります。

「なんか通知来てる」と思いつつ、どうすればいいかわからなくて放置している方も多いです。

  • すぐに更新しなければいけないの?
  • 放置したらハッキングされる?
  • 更新して画面が壊れたら自分で直せない

こういう不安があると、通知を見るたびに気が重くなりますよね。ここから、順番に整理していきます。

プラグインのアップデートは、基本的には必要

まず「なぜ更新するのか」を知っておきましょう。

プラグインがアップデートされる主な理由は、次の3つです。

  • 機能の改善・追加
  • セキュリティ上の問題の修正
  • バグ(エラー)の修正

特にセキュリティの修正は、古いバージョンを使い続けることでリスクが上がるため、定期的に更新しておくほうが安心です。

だからといって、通知が来たらすぐに更新しなければいけないわけではありません。

特にマイナーアップデート(例:バージョンが5.2.1→5.2.3のように3桁目だけ変わる更新)であれば、数日ほど様子を見てから更新しても問題ないことがほとんどです。

最新バージョン自体にエラー(バグ)が発見され、すぐに次の修正版が出ることもよくあります。少し待ってから更新するのは、むしろ賢いやり方です。

ただし、重大な脆弱性が発見された場合は別です。 そのときはサーバー会社からメールで「至急アップデートしてください」という連絡が来ます。そのときだけは速やかに対応しましょう。

プラグインそのものの役割や、最初に知っておきたい注意点は、こちらの記事でまとめています。

関連記事:WordPressプラグインとは?初心者が最初に知っておきたい入れ方・削除・注意点

WordPress本体・テーマ・プラグインは互換性が大事

プラグインのアップデートを理解するために、WordPressの構成を知っておくと、理解しやすくなります。

サーバーを借りて、WordPressを設定するまでを図解すると下記の通りです。

STEP
レンタルサーバーを契約する
エックスサーバー

レンタルサーバー(例:エックスサーバー)を借ります。

STEP
ドメインを設定

エックスサーバー内に取得したドメイン(例:sample.com)を設定します。

STEP
WordPressをインストール

ドメイン(例:sample.com)にWordPressをインストールします。

STEP
テーマをインストール

④WordPressに「テーマ」をインストールします。テーマとはWordPressのデザインや機能のテンプレートです。

STEP
プラグインをインストール

⑤WordPressに必要な「プラグイン」をインストールします。プラグインとは追加機能のプログラムです。

このように、WordPressで作成したサイトは、大きく3つの要素でできています。

この3つは「互換性」が重要です。つまり、バージョンが合っていないと、うまく動かないことがあります。

  1. WordPress本体(プログラムの土台)
  2. テーマ(見た目やデザインのテンプレート)
  3. プラグイン(追加機能のプログラム)
WordPress、テーマ、プラグインの互換性が大事

例えば、①WordPress本体だけ最新にして、②テーマ、③プラグインを古いまま放置していると

  • サイトや管理画面にエラーメッセージが表示される
  • サイトが真っ白で何も表示されなくなる
  • レイアウトが崩れる

…といった不具合が起きることがあります。

だから、WordPress本体・テーマ・プラグインはそれぞれ対応して更新していく、というイメージを持っておいてください。

アップデートがあるか確認する方法

WordPress管理画面のサイドバーを見ると、「ダッシュボード」の下に「更新」という項目があります。ここに赤丸で数字が表示されていれば、その数だけ更新があります。

プラグインのアップデートの有無は「更新」の数字でわかる。
3個アップデートあり

「更新」をクリックすると、WordPress本体・テーマ・プラグインのどれに更新があるかを一覧で確認できます。

プラグインを更新する前にやっておきたいこと

更新作業をはじめる前に、この3つをやっておくと安心です。

  • サイトのバックアップをとる
  • アップデートを1つする
  • サイトが正常か確認する

アップデートが複数ある場合は、②~③を繰り返していきます。

バックアップを取る

更新する前のバックアップは必須です。

バックアップを取っておけば、万が一更新で不具合が起きても、元の状態に戻せます。バックアップがあるかないかで、トラブル時の対応がまったく違います。

バックアップに使いやすいプラグインは「UpdraftPlus」です。

UpdraftPlus公式サイト:https://ja.wordpress.org/plugins/updraftplus/

バックアップの手順は次の通りです。

STEP
新規プラグインの追加
WordPressサイドメニュー「新規プラグインを追加」

管理画面のサイドバーの[プラグイン]⇒[新規プラグインを追加]をクリック

STEP
プラグインの検索

キーワードと書かれた検索エリアに「UpdraftPlus」と入力します。

入力すると該当するプラグインがいくつか表示されます。

STEP
UpdraftPlusのインストール

表示されているプラグインの中から「UpdraftPlus」を探し「今すぐインストール」をクリック。
※よく似た名前の違うプラグインもあるので間違えないように。

STEP
UpdraftPlusの有効化

インストールが終わると「有効化」と表示されるので、「有効化」をクリック。

STEP
有効化完了

UpdraftPlusの設定ツアー画面が表示されるが、右上の「☓」をクリックしてこのウインドウは閉じる。

STEP
UpdraftPlusのメニューへ

管理画面のサイドバーの[UpdraftPlus]をクリック。

STEP
今すぐバックアップ

「今すぐバックアップ」をクリック。

STEP
今すぐバックアップ
新規バックアップを取得

「バックアップにデータベースを含める」
「バックアップ内のすべてのファイルを含める」
にチェックを入れ「今すぐバックアップ」をクリック。

バックアップが開始されます。

記事の件数が少ないうちはすぐに終わりますが、件数が増えると時間がかかります。

完了まで画面を閉じないでそのまま待ちましょう。

STEP
バックアップ完了
バックアップの実行が終了しました

「バックアップの実行が終了しました」というメッセージが表示されたら完了です。

「閉じる」ボタンをクリックします。

STEP
バックアップ一覧
バックアップしたデータはここに

今、バックアップしたデータが表示されています。最初の設定ではバックアップデータは2回分保存できます。

更新前に口コミや不具合情報を確認する

私は更新する前に「X」で検索して、不具合が出ていないか確認しています。Google検索よりも、「X」のほうが更新直後のリアルな声が集まりやすいからです。

検索するときのキーワードはこんな感じです。

  • 「プラグイン名 バージョンの数字 アップデート」
  • 「プラグイン名 アップデート エラー」

ここで「更新したらサイトが壊れた」「管理画面に入れなくなった」などの投稿が多ければ、少し待ってから更新するほうが無難です。不具合がある場合はすぐに不具合を修正した最新バージョンが公開されます。

逆に特に何もヒットしなければ、そのまま進めて大丈夫です。

複数あるときは1つずつ更新する

更新が複数ある場合も、まとめて一気に更新しないほうがいいです。

理由はシンプルで、何か不具合が起きたときに「どのプラグインが原因か」を特定しやすくするためです。

まとめてやってしまうと、1つひとつ確認しながら原因を探す手間が増えます。面倒でも、1つ更新してサイトを確認する、を繰り返すのが結局は早道です。

また、多くの人がサイトを見ている時間帯(昼間や夜のピーク時)は、できれば避けて作業をするほうがベターです。

プラグインを手動でアップデートする方法

プラグイン一覧から更新する

管理画面のサイドバーで[プラグイン]をクリックすると、インストール済みのプラグイン一覧が表示されます。

新しいバージョンがあるプラグインには「新しいバージョンが利用可能です。今すぐ更新してください。」などのメッセージが表示されます。

そのメッセージ内の「更新」をクリックすれば更新が始まります。

STEP
プラグイン一覧画面へ
管理画面のサイドバーの[プラグイン]

管理画面のサイドバーの[プラグイン]をクリック。

STEP
プラグインの更新
プラグインの更新

新しいバージョンが利用可能のプラグインはその旨が表示されています。メッセージ中の「更新」をクリック。

STEP
更新完了
更新から完了まで

更新中は矢印アイコンがぐるぐる回り「Updateing…」と表示されます。更新中は、他の画面へ移動したりせずにこのまま完了するのを待ちましょう。
完了するとグリーンの帯で「Updated!」と表示されます。これでアップデートは完了しました。

更新中は画面を移動しない

更新中は、矢印アイコンがぐるぐる回り「Updating…」と表示されます。この間は、別のページに移動したり、画面を閉じたりしないでください。

完了すると「Updated!」と緑色で表示されます。これで1つ分の更新完了です。

アップデート後に確認すること

更新が終わったら、必ず次の2つを確認します。

ホームページが正しく表示されるか確認する

管理画面からサイトを表示する

管理画面でキーボードの「Ctrl」を押しながら「サイトを表示」をクリックするとブラウザからどのように見えるか確認できます。

トップページ、記事一覧ページ、個別ページなど、いくつかのページを開いてみましょう。

エラーメッセージが出ていたり、レイアウトが崩れていたりしたら、そのプラグインの更新が原因の可能性があります。

例:サイトにエラーが表示
サイトに表示されたエラー画面
花子

トップページがエラーメッセージだらけに!

管理画面にエラーが出ていないか確認する

管理画面のサイドバーで、いくつかのメニューを操作してみます。

管理画面のサイドバー

例えば、管理画面のサイドバーの[投稿一覧]をクリック。
この操作だけでも、警告メッセージが管理画面に表示されることがあります。
さらに投稿記事の編集画面を開いてみるとエラーメッセージが表示されることも。

問題がなければ、次のプラグインの更新に進みます。

自動更新にしてもいい?

プラグインを自動更新にすることも可能です。

プラグイン一覧画面で各プラグインの「自動更新を有効化」をクリックすると設定できます。「自動更新を無効化」と表示されていれば、有効になっています。

プラグインの自動アップデートを有効化する

プラグインの画面で「自動更新を有効化」をクリックします。

↓ ↓ ↓

プラグインの自動アップデートを有効化できた画面

自動更新を無効化」と表示されていれば、自動更新になっています。

自動更新のメリット

更新作業を手動でやらなくてよくなるので、管理の手間がかなり減ります。うっかり更新を忘れてしまうリスクもなくなります。

更新通知はメールに送ることもできるので、自動更新がされたことは確認できます。

自動更新の注意点

一方で、タイミングの問題が起きることがあります。

例えば、「WordPress本体」と「プラグイン」の両方に更新がある場合、正しい順番は「WordPress本体を先に更新してからプラグインを更新する」です。

しかし自動更新だと、先にプラグインだけ更新されてしまい、WordPress本体との互換性が一時的に崩れてサイトにエラーが表示される、ということが起きることがあります。その後WordPress本体の更新が走れば元に戻るのですが、その間はエラーが表示されたままになります。

手動管理が不安な人はどう考えるか

私がサポートしているクライアントさんで、すべて自動更新に設定しているホームページがあります。運用開始から5年以上経ちますが、自動更新でトラブルが起きたのは1度だけ。

そのときも、その後すぐにWordPress本体の更新が自動で走って、何もしなくても正常に戻りました。

「手動で管理するのは難しそう」という方は、自動更新にしておくのも選択肢のひとつです。ただ、バックアップだけはどちらの場合でも取っておくほうが安心です。

すずのり

アップデートを管理したくないという人は、自動設定にしておくのもありです。

アップデート後にトラブルが起きたときの対処法

更新後に不具合が起きたとき、一番シンプルな対処法は「更新前に取ったバックアップから復旧する」ことです。

すずのり

バックアップをとっておくことは本当に大事です。

FTP経由でサーバーからダイレクトにプラグインを取り除く方法など他の手段もありますが、初心者の方にはバックアップからの復旧をおすすめします。

バックアップから復旧する

UpdraftPlusを使ってバックアップを取っていた場合、復旧の手順は次の通りです。

STEP
UpdraftPlus 画面へ
「UpdraftPlus」メニュー

管理画面のサイドバーの[UpdraftPlus]をクリック。

STEP
復元させるデータを指定
バックアップデータから復元

バックアップをとったデータの「復元」ボタンをクリック。

STEP
復元元を指定
復元指定のコンポーネント

プラグイン、テーマ、アップロード、その他、データベースと全ての項目にチェックを入れ、「次へ」をクリック。

STEP
復元元を指定
復元開始画面

「復元」をクリック。

STEP
復元完了
復元完了画面

右側の黒い背景「アクティビティログ」に実行状況が表示されます。復元が完了すると左に緑色で「Restore suzcesshul!」と表示されますので「UpdraftPlus 設定に戻る」をクリックします。

STEP
古いフォルダーを削除
古いフォルダーを削除の案内

「バックアップが復元されました」のボックスに、「Delete old folders」と書かれたボタンがあるので、これをクリックしましょう。

ここで古いフォルダーを削除しておかないと、次回、またUpdraftPlusを使用してバックアップを復元させる時に、エラーが表示されます。

STEP
復元作業完了
古いフォルダーを削除完了

「古いフォルダーを正常に削除しました。」と表示されれば復元作業はすべて完了です。サイトはバックアップをとった時点に戻っています。

詳しいスクリーンショット付きの手順は、別記事「UpdraftPlusの使い方・バックアップと復旧手順」でご確認いただけます。

サーバー会社のバックアップも確認する

不具合でWordPress管理画面にログインできなくなった場合でも、サーバー会社のバックアップから復旧する方法があります。

エックスサーバーの場合、毎夜自動でバックアップが取られています。サーバー会社に連絡しなくても、サーバーパネルから自分で操作できます。

サーバーパネルにログインして、「データベース」⇒「MySQL復元」から、WordPressがインストールされているデータベースを指定して復元します。

サーバー管理画面の「MySQL復元」

エックスサーバーの場合は、サーバーパネルにログイン後[データベース]⇒[MySQL復元]をクリック。

この方法は、データベース自体が壊れていない限り、たいていのトラブルに対応できます。

※他のサーバー会社の操作方法は各社の公式サイトやサポートページをご確認ください。

使っていないプラグインは定期的に見直す

プラグインが増えれば増えるほど、管理の手間も互換性リスクも上がります。

最初に「なんとなく」インストールしたプラグインが、実はもう使っていないということはよくあります。

今のWordPressテーマは高機能なものが多いので、以前は別のプラグインが必要だった機能が、テーマ側ですでに対応しているケースも増えました。

定期的に見直して、使っていないものは削除するのがおすすめです。

また、長い間更新されていないプラグインには注意が必要です。プラグイン一覧ページでは、各プラグインの「最終更新日」と「現在のWordPressのバージョンで検証済みか」が表示されています。最終更新が2〜3年以上前で「検証されていない」と表示されているプラグインは、代替品を探すことも考えてみましょう。

プラグインを増やしすぎない考え方は、こちらの記事でもくわしく解説しています。

関連記事:WordPressプラグインとは?初心者が最初に知っておきたい入れ方・削除・注意点

まとめ:怖がりすぎず、でも放置しない

プラグインのアップデートは、特別難しい作業ではありません。

ただ、「何が起きるかわからない」という不安が先に立ってしまうと、通知を見るたびに気が重くなり放置しがちです。

大事なのはこの3つ。

  1. バックアップを取ってから更新する
  2. 1つずつ更新して、そのつど確認する
  3. 不具合が出たら、バックアップから戻せばいい

この流れを身につけてしまえば、更新作業は「管理のルーティン」になります。怖がりすぎず、でも放置もしない。そのくらいの感覚で続けていけば大丈夫です。

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