AI記事作成で速く書けるようになったのに、焦っている自分に気づいた話

AI記事作成で速く書けるようになったのに、焦っている自分に気づいた話

AIの使い方を工夫しているうちに、記事を書くスピードが上がりました。

今までは、1記事仕上げるのに早くて数日、長くて1週間かかるのが普通でしたが、AIを壁打ち相手にするようになって、早くて数時間、時間がかかっても1、2日で書けるようになってきました。

AIの使い方、うまくなったな」と、素直にそう思っていました。

これとは別に、もうひとつ変化がありました。

以前は、早く完成させたかったので、よほどのことがない限りAIの提案通りに整えて、そのまま完成させていました。それが、だんだん「AIの言うことが、ちょっと違うな」と感じるようになってきたんです。

この違和感については、前回の記事でも書きました。

関連記事AI記事作成で「なんか違う」と感じたら|AI壁打ちで本音が見えた話

スピードが上がってきたことと、AIの答えに違和感を持つようになってきたこと。この2つが同時に進んでいた矢先、書きながらふと気づいたことがあります。

なんでこんなに焦っているんだろう?🤔

AIは、時短のために使い始めた道具のはずでした。ところが実際に起きていたのは、もっと別のことだったんです。

目次

AIを使ってスピードが上がったら、逆に「焦り」が見えてきた

記事を書き上げるまでの時間は、明らかに短くなりました。

速くなった理由は、AIが勝手に記事を書いてくれるからではありません。

先にAIと壁打ちをして、言いたいことや違和感をかなり出しているからです。

そのやりとりを下書きの材料にして、文章化し、最後は自分で編集する。

つまり、1から考えながら書いているのではなく、壁打ちで出てきた素材をもとに記事にしているので、書くスピードが上がっているのです。

しかし、早くなったからこそ、別の焦りも見えてきました。

早く書き終えたい。早く次に進みたい。

そう思いながらAIと壁打ちを続けていたある瞬間、記事の締め切りがあるわけでもないのに、時間がないというような、漠然とした焦りを感じました。

遠くにゴールがあるような感覚だけがあって、早くそこにたどり着きたい。ただ、そのゴールが何なのかは、自分でもうまく言葉にできませんでした。

AIを使ってスピードが上がったら、逆に「焦り」が見えてきた

はっきりしているのは、記事を書くこと自体が目的ではなく、その先に行くための手段だと感じていたことです。手段の部分はさっさと終えて、早く先に進みたい。これが、私の中にあった焦りの正体です。

早くなったことと、焦っていること。この2つは、同時に起きていました。

その焦りの正体を掘ったら、AIを時短道具にしていたことに気づいた

なぜ焦っていたのか、AIと一緒に掘り下げてみました。

出てきた答えはシンプルでした。

AIを、速く終わらせるための道具として使っていたから。

時短=早くゴールへ。 頭の中では、この式が出来上がっていました。

文章を書くことそのものより、言葉になる前の考えを掘り起こす方に面白みを感じる。だからこそ、書く工程はできるだけ短く済ませて、次に進みたいという気持ちが常にありました。

その焦りの正体を掘ったら、AIを時短道具にしていたことに気づいた

道具の使い方としては、間違っていないように見えます。ただ、いつのまにか記事を書く目的そのものが「早く仕上げること」にすり替わっていました。これには自分でも気づいていませんでした。

時短として使うと、文章がすぐ「整って」しまう

AIに「まとめて」と頼むと、驚くほどきれいに整います。

一見、ありがたい機能です。

ところが、自分の意見をしっかり持って壁打ちをするようになると・・・

AIの答え通りに整えると、なんか違うぞ。

AIは、放っておくと必ず整えにかかってきます。

普通のAIがなぜ整った答えに寄りやすいのかは、こちらの記事で詳しく書いています。

関連記事AI壁打ちは相手で変わる|普通のAIと設計されたAIの違い

時短として使うと、文章がすぐ「整って」しまう

私が言いたいことと、AIがまとめたきれいな文章がずれる瞬間が、はっきり分かるように。

そういうことじゃなくて…」と、ずれがわかる。

これは、私が意見をしっかりと持っていたから気づけたことです。意見を持たずにAIの答えをそのまま受け取っていたら、この「なんか違うぞ」にはたどり着けませんでした。

そして、整うのが早すぎると、困ったことも起きます。

まだ言葉になっていない部分まで、無理やり形にされてしまう。

本当はまだモヤモヤしていた部分も、AIが先回りしてきれいな文章に整えてくれます。読めば筋が通っているので、そのまま完成にしたくなる。ここに落とし穴がありました。

整うのが早いと、違和感を見る前に終わってしまう

整うのが早いと、違和感を見る前に終わってしまう

ここが、今回いちばんの気づきでした。

文章がすぐ整うと、「あれ、なんか違うかも」と立ち止まる前に、記事が完成しがち

違和感は、書いている途中に必ず出ます。ところが、その違和感を確かめる前にAIがきれいにまとめてしまうと、その違和感に気づきにくくなります。

結果として、そつのない文章は出来上がる。けれど、自分の本音は記事に残らない。こういうことが、実際に何度もありました。

本音は、速さの中ではなく「問い直し」の中に

では、焦らずに本音に届くには、どうすればいいのか。

やってみて分かったのは、次の3つです。

  • すぐ結論を出させない:AIが一度書いたら終わりにせず、「これで合っていますか」ともう一度AIに聞き返す
  • 違和感を必ず言葉にする:「なんとなく違う」で終わらせず、「どこが違うのか」をAIに問い直す
  • 整えさせすぎない:きれいにまとめる前に、あえて未完成のまま返してもらう

この3つに共通しているのは、「1発完成をやめる」という一点です。

これは文章に限りません。画像やアイキャッチをAIで作るときのほうが、実はもっとはっきり出ます。

画像作成は、私にとって得意なデザインの分野です。だからこそ、AIが出してきたものの違和感の正体がわかる。「なんとなく違う」で終わらず、「ここをこう直して」と具体的に言えます。

1回の指示で狙い通りの1枚が出てくることは、まずありません。指示文でどれだけ詳細に伝えても、まるで説明図みたいな資料の画像になることが多い。

そして、得意な分野だからこそ、早く終えたいとは思いません。

AIができるのは、画像として形にするまでです。クオリティを上げていくのは、こちらの作業。

ここで、はっきりさせておきたいことがあります。

本音は、速さの中ではなく「問い直し」の中に

AIを使えば、文章も画像も速く作れます。ただ、これは「作れる」というだけで、クオリティの高いものが短時間でできる魔法の道具ではないです。

しかも、AIは「それっぽく」作ることが得意です。だからこそ、「これでいいや」で止まってしまいがちになる。ここは、使う側が意識して気をつけたいところです。

本音は、速さの中には出てきません。同じ問いを何度も往復するあいだに、少しずつ形になっていくものだと感じています。

少なくとも、まだ言葉になっていないものを掘り起こし、意図をくみ取って仕上げる仕事は、AIだけでは置き換えにくいと感じます。

むしろ、AIで作れるものが増えるほど、人が仕上げる価値も見えやすくなるのではないか。

そんな気もしています。

AIは時短の道具だけでなく、自分の焦りを映す鏡にもなる

AIは時短の道具だけでなく、自分の焦りを映す鏡にもなる

今回の一連の気づきで、AIに対する見方が変わりました。

AIは、記事を早く仕上げるための道具です。それは間違いありません。

ただ、それだけではありませんでした。

AIとのやりとりを通して、自分がどこで焦っているか、どこで安心を急いでいるかが、そのまま見えてくる。

「早くまとめたい」という気持ちが出てきたとき、それは記事のスピードの話ではなく、自分が不確かな状態に耐えられなくなっているサインでした。

AIを使えば使うほど、自分の思考のクセまで見えてきます。これは、時短ツールとしてだけAIを使っていては、気づけなかったことです。

今、記事を書くときに意識していることが1つあります。

AIの答えが早く整ったときほど、一度立ち止まって「これは本音か、それとも焦りが出した答えか」を確認すること。

この一手間が、これまでとは違う記事を書かせてくれています。

ホームページに何を書けばいいのかを整理したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

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