独立したらホームページに何を書けばいい?個人事業主に必要な8ページを解説

ホームページに何を書く?

ホームページ制作の相談を受けていると、「WordPressの操作が難しい」という話より前に、よく出てくる悩みがあります。

そもそも、何を書けばいいのかわからない」という悩みです。

私は20年以上、個人事業主や小さな会社のホームページ制作・運営に関わってきました。

その中で感じるのは、ホームページづくりで本当に大切なのは、最初から立派なデザインを作ることではないということです。

まず必要なのは、「誰に、何を届ける人なのか」が伝わる中身を整えることです。

私自身も、育児と仕事を両立するために独立したときは、ホームページに助けられました。
だからこそ、独立したばかりの方には、遠回りせずに最初の土台を整えてほしいと思っています。

この記事では、個人事業主・ひとり起業の方が最初に整えておきたい8つのページと、それぞれに何を書けばいいのかを解説します。

目次

ホームページがあると、思わぬ場所から仕事が届くことが

ホームページは、単なる名刺代わりではありません。
私の場合、集客の中心はSEOとご紹介でした。

ホームページがきっかけで、海外や遠方からお問い合わせをいただいたり、思いがけない仕事につながったり、セミナー依頼、各地に仲間ができたり、有名某メディアから取材を受けたりと、私の想像を超えることが起こりました。

すずのり

ホームページには”夢”がある」と今でも思います。

自分が何をしている人間なのか、
誰の役に立てるのか、
どんな考えで仕事をしているのか。

そうした情報を発信することで、探される存在になり、まだ出会っていない人とつながる入口になるのです。

とはいえ、最初から特別なことを書いていたわけではありません。「自分が何をしている人間か」を伝えるページをまず作る。それだけでした。

最初から完璧なサイトを目指すより、まず「自分の仕事が伝わるコンテンツ」を整えることに集中してほしいと思っています。

ホームページを作ること自体が目的ではありません。本業に集中するための土台、それがホームページの本来の役割です。

個人事業主のホームページ、まず「何を書くか」から考えよう

自分でホームページを作ろうとWordPressやStudioの使い方を調べながら、なんとか枠はできた。色も決めて、デザインもそれらしく仕上がった。

あるいは、Web制作業者に依頼して、ホームページの枠だけは完成した。

でも、そこで止まってしまう方がとても多いのです。

中身のないホームページのできあがり、という状態です。

ホームページが完成しない本当の問題は、実はその手前にあります。
記事が書けない、つまり「何を書けばいいかわからない」というところで、詰まってしまうのです。

「記事は何を書いたらいいですか?」という相談を、私もたくさん受けてきました。

だから、いきなりホームページを作りはじめるのではなく、最初にホームページの中身から考えましょう。

ホームページ作りは「ページの役割」から考える

ホームページは、ページごとにそれぞれ目的があります。

何を書いていいかわからない」と迷ったときは、次の2つだけ考えてみてください。

1つ目は、「このページの目的は何か」。
2つ目は、「その目的のために必要な情報は何か」。

そして、必要な情報を書いていけば、それで大丈夫です。

個人事業主のホームページに必要なページは8つ

個人事業主・ひとり起業の方が、最初に整えておきたいページは次の8つです。

  1. トップページ
  2. 〇〇とは(About Us)
  3. サービス紹介
  4. プロフィール
  5. 実績・事例
  6. よくある質問
  7. お問い合わせ
  8. ブログ・お知らせ
ホームページ構成図

「〇〇とは」の〇〇には、屋号、サービス名、個人名などが入ります。このページは、会社や事業の考え方を伝えるページです。

私は、「〇〇とは」ページを一番最初に作るのがよいと考えています。なぜなら、ここがホームページ全体のコンセプトになるからです。何のプロなのか。どんな気持ちで活動しているのか。何を大切にしているのか。

ここが決まると、トップページ、プロフィール、サービス紹介の言葉も決めやすくなります。

全部を一度に作る必要はありません。優先度の高いページから順番に整えていけばOKです(優先順位については、記事の最後に整理しています)。

最初に整えるページ、あとから育てるページを分ける

さらに、ホームページのページは、大きく2つに分けて考えるとわかりやすいです。

1つ目は、最初に整えておく「基盤になるページ」です。

最初に整えるページ

トップページ、〇〇とは(About Us)、プロフィール、サービス紹介、よくある質問、お問い合わせなど。

一度作ったら毎日のように更新するページではなく、あなたの仕事の土台として情報を置いておくページです。

2つ目は、あとから育てていくページです。

育てていくページ

実績・事例、ブログ・お知らせなどがこれにあたります。

  • お客様の声が増えたら追加する
  • 新しい活動があれば知らせる
  • よく聞かれることが増えたら記事にする

こうして、ホームページは少しずつ育っていくものです。

まず基盤を作り、そのあと育てる。 この順番で考えると、ホームページ作りはずっと進めやすくなりますよ。

それでは、各ページの解説をしていきます。

① トップページ|考え方を伝え、信頼を築く

トップページ

トップページの役割

トップページは、ホームページの顔であり玄関です。多くの訪問者が最初に目にする場所だからこそ、「自分に関係があるページかどうか」を5秒以内に判断してもらえることが大切です。

5秒以内に

「このページ、自分には関係なさそうだな」と思った瞬間、別のページへ移動してしまいます。 立派なデザインよりも、「誰のためのページか」が伝わることのほうが重要です。

トップページには、主に3つの役割があります。

1つ目は、自己紹介です。 このホームページは何屋さんなのか。どんな人に、どんなサービスを提供しているのか。それを最初に伝えます。

2つ目は、案内役です。 サービス、プロフィール、よくある質問、お問い合わせなど、知りたいページへ迷わず進めるようにします。

3つ目は、信頼づくりです。 文章・写真・デザイン・見せ方を通じて、「この人なら安心できそう」と感じてもらう場所でもあります。

トップページは「全部を詰め込む場所」ではなく、各ページへの案内板です。目次のようなイメージで考えると、ぐっと作りやすくなりますよ。

なので、トップページは、他のページを作り終えてから最後に作るのがおすすめです。

各ページの内容をひととおり把握してからのほうが、何を載せるか・どこへ案内するかがはっきりして、作業がスムーズに進みます。

トップページに何を書くか

トップページに載せる内容は、次の4つを基本に考えるとまとめやすいです。

  • キャッチコピー:誰の・どんな悩みを・どう解決するかが伝わる一文
  • サービスの概要:提供しているものを簡潔に(詳細は各ページへ誘導)
  • 選ばれる理由や強み:3つ程度でOK
  • お問い合わせやサービスへのボタン:次に何をすればいいか、わかりやすく

特に、トップページの最初に見える部分はとても重要です。今は、パソコンよりスマートフォンでホームページを見る人のほうが多い傾向があります(業種によって異なります)。

必ずスマートフォンで表示を確認して、何屋さんなのかがすぐ伝わるかチェックしてみてくださいね。

トップページに書かなくていいこと

詳しい内容は、それぞれのページに分けて書きます。

  • 長い自己紹介(→ プロフィールページに書きましょう)
  • サービスの細かい説明(→ サービスページに書きましょう)
  • 思いつく情報を全部並べること

トップページで初心者が迷いやすいこと

「キャッチコピーが思い浮かばない」という声をよく聞きます。

最初から完璧な言葉を作ろうとする必要はありません。

まずは「私は〇〇をお手伝いする△△です」という形で書いてみるところから始めてみてください。言葉は使いながら磨いていけばいいものです。

② 〇〇とは|考え方を伝え、信頼を築く

〇〇とはページ|About Us

〇〇とはページの役割

「〇〇とは」のページは、会社や事業主の考え方を紹介するページです。ここでいう〇〇には、屋号、サービス名、個人名などが入ります。

初めてホームページに来た人に、次のことを伝えます。

「この人は何のプロなのか」
「どんな気持ちで活動しているのか」
「どんなことを大切にしているのか」

サービス紹介ページが「何を提供しているか」を伝える場所だとしたら、「〇〇とは」のページは「なぜそれをしているのか」を伝える場所です。

私は、このページをとても大切にしています。なぜなら、同じようなサービスを提供している人がいたとしても、考え方や大切にしていることは人によって違うからです。

ここが伝わると、同業他社との違いが自然に見えてきます。「価格が安いから」ではなく、「この人の考え方に共感したから」と選ばれる可能性が生まれる大事なページです。

〇〇とはページに何を書くか

  • 何のプロなのか
  • 誰のどんな悩みに向き合っているのか
  • なぜこの仕事をしているのか
  • どんな想いや情熱を持って活動しているのか
  • 仕事で大切にしていること
  • お客様にどんな未来を届けたいのか
  • 他の人との違いが伝わる考え方

抽象的な言葉だけでまとめないことが大切です。たとえば、「未来に羽ばたく企業です」のような言葉では、読み手の心には残りにくいです。

それよりも、「お客様のお部屋と心を整えます」のように、サービス内容や姿勢が具体的に伝わる言葉のほうが、印象に残りやすくなります。

〇〇とはページに書かなくていいこと

  • きれいごとだけの理念
  • 誰にでも当てはまる抽象的な言葉
  • 会社案内のような固い文章だけ
  • サービス内容の細かすぎる説明(→ サービス紹介ページへ)
  • プロフィールと同じ経歴の繰り返し(→ プロフィールページへ)

「〇〇とは」のページは、会社概要でもプロフィールでもありません。「この事業はどんなことを大切にしているのか」を伝えることに集中しましょう。

〇〇とはページで初心者が迷いやすいこと

「理念」と言われると、急に立派な言葉を書こうとして手が止まる方がいます。でも、難しく考えなくて大丈夫です。まずは次の質問に答えるだけでも十分です。

「なぜ、この仕事をしているのか」
「どんな人の役に立ちたいのか」
「お客様にどうなってほしいのか」
「仕事をするときに、何を大切にしているのか」

ご自身のビジネスならば、これらの質問には答えられるでしょう。この答えを並べていくと、あなたの事業の考え方が自然に見えてきます。

③ サービス紹介ページ|「何をしてくれるのか」を具体的に見せる

サービス紹介ページ

サービス紹介ページの役割

サービス紹介でよくある失敗。それは、自社が「できること(機能)」をただ並べてしまうことです。

訪問者が本当に知りたいのは、「このサービスで、自分の悩みがどう解決し、どうなれるのか?」という自分事の未来です。

例えば、単に「整理整頓をして片付けをサポートします」と書くのは機能の羅列です。そうではなく、「日々の片付けから解放され、時間にゆとりが生まれ、好きなことをする時間ができます」と伝える。

お客様が本当にお金を払っているのは、サービスそのものではなく、それを手に入れた先にある「理想の未来(ベネフィット)」なのです。

サービス紹介ページに何を書くか

  • サービス名とひとこと説明
  • こんな人に向いているかどんな悩みを解決するのか
  • サービスを受けるとどう変わるのか
  • サービスの内容、流れ、期間
  • 料金または料金の目安
  • お客様の声や事例へのリンク
  • お申し込み、お問い合わせへのボタン

「いくらくらいかかるのか」「どうやって申し込むのか」「どのくらい時間がかかるのか」

このあたりの疑問には先に答えておきましょう。

サービス紹介ページに書かなくていいこと

  • 専門用語ばかりの説明(お客様が使う言葉で書きましょう)
  • 自分が「できること」の羅列だけ(お客様が「得られること」にフォーカスを)
  • 料金の完全非公開(目安でもあると、問い合わせのハードルが下がります)

料金は、非公開にする理由がある場合を除いて、目安の金額だけでも書いておくほうが問い合わせにつながりやすいです。

サービス紹介ページで初心者が迷いやすいこと

「料金を書くかどうか」を迷う方が多いです。料金がまったく見えないと、お客様も問い合わせる前に不安になります。

最初から細かい料金表は不要ですが、「〇〇円〜」という形でも目安があると、問い合わせのハードルは下がります。

④ プロフィールページ|「この人に頼んでいいか」を判断してもらう

プロフィールページ

プロフィールページの役割

プロフィールは、経歴を立派に見せるためのページではありません。読んだ人が「この人に頼んでも大丈夫そう」と感じてもらうための材料を置くページです。

個人事業主やひとり起業の場合、仕事は「人」で選ばれることがほとんど。どんなサービスを提供しているかと同じくらい、「この人は信頼できるか・自分と合いそうか」が判断材料になります。

また、プロフィールを見ているのはお客様だけではありません。

取材したいメディア関係者、一緒に仕事をしたいパートナー、同業者が目にすることもあります。プロフィールページこそ人柄があらわれる場所なので、思いがけないご縁につながった経験が何度もあります。あなどれないページです。

プロフィールページに何を書くか

  • 氏名と顔写真
  • 経歴、バックグラウンド
  • 独立した理由
  • なぜこの仕事をしているのか
  • どんな想いで活動しているのか
  • 得意なこと、専門分野
  • 仕事で大切にしていること
  • 人柄が伝わるエピソード

直接仕事には関係なくても、「この話なら誰にも負けない」と思える専門分野があれば、それも書いておきましょう。

プロフィールページに書かなくていいこと

  • 履歴書のような年表形式の職歴(読む側には伝わりにくいことが多い)
  • 資格の羅列だけ(取得した経緯や、どう活かしているかを添えると伝わりやすい)
  • 謙遜のしすぎ(「まだ独立したばかりですが…」などは、自信のなさとして伝わることも)

「まだ独立したばかりですが」と書きたくなる方もいます。でも、それが必要以上に自信のなさとして伝わることもあります。

今できること、これまで積み重ねてきたこと、どんな姿勢で仕事をしているかを書けば大丈夫です。

プロフィールページで初心者が迷いやすいこと

「書くことがない」「自分のことを書くのが恥ずかしい」という方は多いです。

でも、訪問者が知りたいのは華やかな経歴だけではありません。「なぜこの仕事をしているのか」「どんな人なのか」が伝われば十分です。

肩書きよりも、想いや人柄が伝わるプロフィールのほうが、読んだ人の心に残ります。

⑤ 実績・事例ページ|「信頼」をエピソードで示す

実績・事例ページ

実績・事例ページの役割

訪問者が一番見たい知りたいのは、実績です。

訪問者がサービスへの依頼を迷っているとき、「自分と似たケースで成果が出ているか」という情報が背中を押してくれます。実績ページの役割は、言葉ではなく事実と声で信頼を示すことです。

実績は、数が多ければよいというものではありません。たとえ1件でも、お客様の悩みをしっかり解決した事例、つまりヒーロー的な事例があれば、それは強い武器になります。「この人に頼む意味」が伝わる事例が1つあるだけで、ホームページの信頼感は大きく変わります。

実績・事例ページに何を書くか

  • お客様が抱えていた悩みや課題
  • あなたのサービスを選んだ理由
  • どのように対応したのか
  • どんな変化や成果があったのか
  • お客様の声、感想
  • 写真や制作物がある場合は掲載する

業種によって見せ方は違います。

Webデザイナーなら制作事例、整体院ならお客様の感想、整理収納ならビフォーアフター、講師業なら受講者の声や開催実績、自分の業種に合わせて、信頼が伝わる形を考えましょう。

実績・事例ページに書かなくていいこと

  • 自画自賛だけの文章
  • 架空の事例・誇張した成果
  • お客様の許可を取っていない内容

お客様の声や事例は、必ず許可を取って掲載します。

すずのり

信頼を作るためのページで、信頼を失うことは避けましょう。

実績・事例ページで初心者が迷いやすいこと

「独立したばかりで実績がない」という場合、実績がゼロでも書ける内容はあります。

  • 前職での経験
  • 副業やモニターでの事例
  • 知人や友人へのお手伝いの事例
  • 自分自身が課題を解決した事例
  • これから提供したいサービスのサンプル

完璧な実績を待つより、あるものから始めるほうが大切です。今ある材料を、誠実に見せていきましょう。

⑥ よくある質問ページ|問い合わせ前の「不安」を先に解消する

よくある質問ページ

よくある質問ページの役割

「問い合わせてみようかな」と思いながらも、ちょっとした疑問がネックになって離脱してしまう人は少なくありません。よくある質問ページは、そうした不安を先回りして取り除くページです。

お客様から一度聞かれたことは、他の人も気にしている可能性が高いです。サービス提供側は当たり前と思っていても、お客様にとってはそうでないことも多々あります。実際に聞かれた質問は、どんどん載せておきましょう。

よくある質問ページに何を書くか

  • 料金、支払い方法に関する質問
  • 対応できる範囲、できないことに関する質問
  • 申し込みの流れ
  • キャンセルについて
  • 作業期間や納期について
  • よく聞かれること・誤解されやすいこと

よくある質問ページに書かなくていいこと

  • 回答が長すぎるもの(詳しい説明が必要なら別ページへリンクしましょう)
  • お客様を遠ざけるような冷たい注意書き

回答は簡潔で大丈夫です。詳しい説明が必要な場合は、別ページへリンクしたり、お問い合わせに誘導したりしましょう。

よくある質問ページで初心者が迷いやすいこと

「質問が思い浮かばない」という方は、「自分が逆の立場だったら気になること」を書き出してみてください。料金・期間・対応範囲・キャンセルについては、ほぼ必ず気になるポイントです。

⑦お問い合わせページ|「連絡しやすい入口」を整える

お問合せページ

お問い合わせの役割

お問い合わせページにたどり着いた人は、「頼もうかな」と気持ちが前向きになっている状態です。このページで余計な手間や不安を感じさせないことが大切です。

ただ無機質にフォームを置くだけでなく、「こんなことを聞いても大丈夫かな」と迷っているお客様の気持ちに寄り添う一言を添えてみましょう。それだけで、問い合わせのハードルは下がります。

お問い合わせにを書くか

  • お問い合わせフォーム(名前、メールアドレス、お問い合わせ内容)
  • 返信までの時間的な目安
  • 相談してよい内容
  • 気軽に送ってよいことが伝わる一文
  • 必要に応じて注意事項

フォーム項目は、最初は少なくて大丈夫です。名前、メールアドレス、お問い合わせ内容の3つがあれば、多くの場合は始められます。

お問い合わせに書かなくていいこと

  • 入力項目が多すぎるフォーム
  • 「お問い合わせの前に必ずFAQをお読みください」のような冷たく見える言い方

必要な注意書きは大切ですが、最初から壁を高くしすぎると、連絡しようと思っていた人まで止まってしまいます。

お問い合わせで初心者が迷いやすいこと

「フォームはどうやって作るの?」という技術的な疑問がよく出ます。フォームの設置方法は使っているホームページサービスによって異なりますのでご確認ください。

作り方よりも「送りやすい雰囲気」のほうが問い合わせには影響します。技術的な部分は後から整えれば大丈夫です。

⑧ブログ・お知らせページ|「更新されているホームページ」が信頼をつくる

ブログ・お知らせページ

ブログ・お知らせページの役割

ブログは、ただ書きたいことを書く場所ではありません。

大きく3つの目的があります。

1つ目は、新しいお客様との出会いです。検索を通じて、まだあなたのことを知らない人に見つけてもらう入口になります。

2つ目は、信頼を築くことです。あなたの知識や考え方を知ることで、「この人に相談してみたい」と感じてもらいやすくなります。

3つ目は、ファンを作ることです。仕事への想いや日々の活動が伝わると、単なるサービス提供者ではなく、応援したい人として見てもらえることがあります。

「最終更新日:3年前」のホームページは、「今もこの人は活動しているのかな?」という疑問と不安を生んでしまいますね。また、記事が増えるほど、ホームページは育っていきます。

ブログ・お知らせページに何を書くか

  • 仕事に関するノウハウや考え方
  • お客様の役に立つ情報
  • よく聞かれる質問への回答
  • 活動報告、サービス変更、メディア掲載などのお知らせ
  • 事例の紹介
  • 仕事への想いや日々の気づき

最初から毎週書く必要はありません。大切なのは、続けられる形にすることです。

ブログ・お知らせページに書かなくていいこと

  • 無理に毎週投稿しようとした結果の中身の薄い記事
  • 仕事とまったく関係のない日記的なことばかり
  • 更新が止まったまま放置されるページ

SNSに投稿した内容を、あとでブログにまとめる形でもいいです。一度流れていく投稿を、ホームページの資産に変えていくイメージです。

ブログ・お知らせページで初心者が迷いやすいこと

「何を書けばいいかわからない」「ちゃんとした記事を書かないといけない気がして手が止まる」という方が多いです。

最初は、よく聞かれる質問への回答で十分です。お客様に説明していることは、そのまま記事になります。

8ページを一度に作ろうとしなくていい|優先順位のつけ方

ここまで8ページを解説してきましたが、全部を一度に作る必要はありません。

最初から完璧を目指すと、手が止まります。まずは、仕事につながるために必要なページから整えましょう。

優先度ページ理由
まず作る① 〇〇とは同業他社との違いを伝える
まず作る② サービス紹介どんなベネフィットを提供できるのか。
まず作る③ お問い合わせお客様との窓口になる。
まず作る④トップページ何屋さんなのかを伝え、各ページへの入口となる。
次に追加⑤ プロフィール信頼感を高め、選んでもらいやすくなる
次に追加⑥ よくある質問問い合わせ前の不安を先に取り除ける
育てていく⑦ 実績・事例実績が増えてきたら少しずつ充実させる
育てていく⑧ ブログ・お知らせ継続して更新することで信頼が積み上がる

「完成してから公開」ではなく、「必要なページから順番に作って育てていく」という考え方で進めていきましょう。

書く内容が整理できたら、AIに相談してたたき台を作る

AIに相談

ここまでで、ホームページに必要なページと、それぞれの役割を見てきました。ページの目的がわかると、「何を書けばいいか」はかなり整理しやすくなります。

ただ、それでも実際に文章にするところで手が止まる方は多いです。その場合は、AIにたたき台を作ってもらうのもひとつの方法です。

大切なのは、いきなりAIに「プロフィールを書いて」などと頼まないことです。まず、自分の仕事の内容、助けたい人、届けたい価値、これまでの経験を整理します。そのうえでAIに相談すると、かなり使いやすいたたき台ができます。

AIは、あなたの代わりに考えてくれるものではありません。あなたの考えを言葉にする手伝いをしてくれるものです。最初から完璧な文章を目指さず、まずはたたき台を作る。それを自分の言葉に直していく。

この順番で使うと、ホームページの文章づくりはかなり軽くなります。

たとえば、AIに相談するときは、次のように聞いてみてください。

1.トップページ

私は〔職種・仕事内容〕をしています。〔対象となるお客様〕に向けたホームページのトップページに載せるキャッチコピーを3つ考えてください。「誰に」「何を提供するか」が伝わる言葉にしてください。

2.〇〇とはページ

私は〔仕事内容〕をしています。 対象は〔助けたい人〕です。 この仕事をしている理由は〔理由〕です。 大切にしていることは〔価値観〕です。 屋号またはサービス名は〔名前〕です。 「〇〇とは」ページに載せる文章として、何のプロなのか、どんな気持ちで活動しているのかが伝わる文章に整えてください。

3.プロフィールページ

「私のこれまでの経歴は〔経歴〕です。個人事業主として〔仕事内容〕をしています。独立した理由は〔理由〕です。これをもとに、信頼感と親しみが伝わるプロフィール文を書いてください。」

4.サービス紹介ページ

「私は〔サービス内容〕を提供しています。対象は〔ターゲット〕です。このサービスを受けたお客様が得られる未来やメリットが伝わるサービス紹介文を作ってください。 料金は〔金額・目安〕です。

5.実績・事例ページ

お客様の悩みは〔悩み〕でした。 私のサービスを受けた結果、〔変化・成果〕がありました。 この内容を、ホームページに掲載する事例記事として自然にまとめてください。

6.よくある質問ページ

私は〔サービス内容〕を提供しています。 このサービスを検討しているお客様が事前に気になりそうな質問を、よくある質問と回答の形式で7つ考えてください。 不安をやわらげる言葉で書いてください。

7.お問い合わせページ

〔職種〕のホームページのお問い合わせページに掲載する、親しみやすい一文を考えてください。 問い合わせのハードルを下げるような文章にしてください。

8.ブログ・お知らせページ

私は〔職種〕をしています。 見込みのお客様に役立ち、私の専門性も伝わるブログ記事のテーマを10個考えてください。 検索されそうな悩みをもとに提案してください。

業種によっては追加で必要なページもある

ここまで紹介した8ページは、個人事業主・ひとり起業の方が最初に整えておきたい基本のページです。ただし、業種や販売方法によっては、追加で必要なページがあります。

追加ページ

事業者としての信頼性を補うために、「会社概要」のページを用意してもよいでしょう。法人であれば、会社名、所在地、代表者名、事業内容、連絡先などを載せます。

個人事業主の場合は、「会社概要」ではなく「事業概要」や「運営者情報」という名前でもかまいません。自宅で仕事をしていて住所を公開したくない場合は、無理に詳しい住所を出す必要はありません。その場合は、プロフィールページを充実させたり、連絡手段を明記したり、必要に応じてバーチャルオフィスなどを検討するとよいでしょう。

大切なのは、読んだ人が「実在していて、活動している人だ」と安心できることです。

その他には、お問い合わせフォームやアクセス解析を使う場合は、「プライバシーポリシー」ページを用意しておくと安心です。ホームページ上で商品やサービスを販売する場合は、「特定商取引法に基づく表記」ページが必要です。

「プライバシーポリシー」や「特定商取引法に基づく表記」は、ネットで検索すればすぐに使いやすいひな形が見つかります。ゼロから自作する必要はありませんので、見つけたひな形をベースに、ご自身のショップ情報やサービス内容に合わせてアレンジして掲載すればOKです。

すべてのページは「信頼」を作るためにある

8つのページには、それぞれ違う役割があります。

  • 「〇〇とは」は、事業の考え方と大切にしていることを伝える場所
  • トップページは、何屋さんなのかを伝える場所
  • プロフィールは、人柄や想いを伝える場所
  • サービス紹介は、お客様が得られる未来を伝える場所
  • 実績・事例は、安心して選んでもらうための証拠
  • よくある質問は、不安に先回りして答える場所
  • お問い合わせは、行動しやすい入口
  • ブログ・お知らせは、出会いと信頼を積み重ねる場所

役割は違いますが、共通する目的はひとつです。お客様との間に「信頼」を作ること。

あなたの想い・人柄・専門性・誠実さが伝わることで、読んだ人は「この人なら安心して任せられそう」と感じてくれます。そのために、ホームページがあります。

まとめ

この記事では、個人事業主・ひとり起業の方のホームページに必要な8ページと、各ページに書く内容を解説しました。

ページ役割のひとこと
①トップページ誰に何を提供しているかを最初に伝える
② 〇〇とは事業の考え方と大切にしていることを伝える
③ サービス紹介サービスを受けた後の未来を伝える
④プロフィールこの人に頼んでいいかを判断してもらう
⑤ 実績・事例信頼をエピソードで示す
⑥ よくある質問問い合わせ前の不安を先に解消する
⑦ お問い合わせ連絡しやすい入口を整える
⑧ ブログ・お知らせ出会い、信頼、ファンを育てる

ホームページに何を書けばいいか迷ったら、まず考えることは2つです。

このページの目的は何か。 その目的のために必要な情報は何か。

この順番で考えると、文章はずっと書きやすくなります。

デザインより中身。中身より構成。まず「必要なページに何を書くか」を整理することが、ホームページづくりの一番の近道です。

ホームページは、作ることが目的ではありません。あなたの仕事を必要としている人に見つけてもらい、信頼してもらい、本業に集中するための土台です。

自分のホームページ、または作りたいホームページを思い浮かべながら、「ここが抜けているな」と思うページをひとつ書き出してみてください。それだけで、次に何をすべきかが見えてきます。

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「独立したら最初に整える ホームページ8ページチェックリスト」

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