2022年度のWordPressテーマ人気シェアランキングによると、国内シェア率 1位の「SWELL」。
あまりに評判が良いので「この評判は本当~?」と斜に構えながらも、ちょっと使ってみたい衝動にかられてました。
実際に使ってみての第一印象は「すごく良く出来てる!」。
何がそんなに良いのかというと、WordPress初心者でもほとんど迷うことなくサクサクとプロのようにサイトが作れること。
HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、SWELLに用意されている豊富な機能で色々なことが簡単にできます。
「ここでこうできるんだ」とか「これは便利!」とか「なるほど~」と納得の独り言が連発。
使いやすい豊富な機能を中心にSWELLがシェア1位の理由を具体的に解説していきます。
SWELLテーマの特徴
価格 | 17,600円(税込) |
販売形態 | 買い切り |
販売年月 | 2019年3月 |
販売元 | 株式会社LOOS |
\ 国内シェア率 1位 /
WordPressは初めてという人にもっともおすすめします。
使いやすさを追求したSWELLは、特にWordPress初心者におすすめのテーマです。
直感的に操作でき、豊富に用意された機能で、誰でも簡単に本格的なサイトを作ることができ、サイト制作がまったく負担にならないでしょう。
SWELLのレビュー
使いやすさ
ブロックエディタに完全対応
SWELLはブロックエディタに完全対応しており、テーマ自体の設計がすっきりまとまっています。
豊富なブロックパターンと直感的な操作性で、専門知識がなくても驚くほど簡単に本格的なサイトを作ることができます。
初心者でも安心の使いやすさ
初めてSWELLを利用した時、ほとんどを迷うことなく直感的に操作できました。初心者にもかなり優しい設計は魅力です。
例えば、フォントサイズを何ピクセルか数字を入力する場合、初心者はいくつにしていいのか迷われるでしょう。しかし、「小・中・大」のように選択式になっていれば、大体これくらいかなと選べますよね。
このように、ユーザーが入力して設定するよりも、選択式になっている箇所が多いと感じました。
数字で入力するよりも、狭め、標準、広めみたいな感覚表現の選択式になっているのは、優しいつくりです。
マウス操作のみで直感的にコンテンツを作り上げることができますね。
設定箇所がまとまっている
テーマの設定箇所が管理画面の上にメニューとしてまとまっているので、設定箇所を迷うことなく使いやすいです。通常は管理画面の左サイドメニューの中から「どこだっけ?」って探しがちなんです。
SWELLのテーマが持つ機能については、このメニューの中にまとまっています。
ユーザーの声が反映されている
この設定は何だろう?と試してみると「こうなるんだ!なるほどー」と納得してしまう設定が。WordPress利用者なら感じる「ここがこうなっていれば便利なんだけどな」の小さな悩みに各所で対応してくれている。細やかなところまでよく考えられています。
例えば、太字の指定って、フォントやデバイスによっては普通の文字と違いがよくわからないことがあります。そういう場合に太字の下に点線を引けたら、普通の文字との違いがはっきりわかりますね。
もうひとつ例を。
テキストのリンクは青文字というのは定番ですが、アンダーラインが無いと、ユーザーはリンクと気付かないこともあります。リンクの場合には、アンダーラインを付けるかどうか設定できるのもきめ細かい。
アンダーラインがデザインのイメージを壊したり、アンダーラインだらけになるのが嫌な人も助かりますね。
これらの設定がテーマに無いと、自力でHTMLやCSSのコードを追加していくことになりますが、SWELLの場合はマウスでチェックボックスをクリックするだけ。
ページのボリュームが多いと、見出しが増えて「目次」がやたらと長くなってしまうことがありますが、そういう場合に目次の途中までを表示して、それ以降は「もっと見る」をクリックする。
細かい設定
ここまで設定出来るの?という細かい指定も多々あります。
例えば、記事一覧で記事タイトルとサムネイルを表示する場合に、サムネイルの画像比率まで指定できます。しかも選択するだけ。
そんなに大事なこと?と思われるかもしれませんが、画像の比率はサイトのイメージを左右します。
特に「黄金比率」はデザインには欠かせない比率で、人がもっとも美しいと感じるので、余白も変わってきてイメージが変わります。
ページごとの個別対応ができる
ページごとに、次のような個別の設定ができます。
例えば、このページは普通の記事なのでPR表記をしたくない場合も簡単に「非表示」にできます。
機能
SWELLの主な機能は以下の通りです。パーフェクト!!
高速化機能 | ◯ | 構造化マークアップ | ◯ |
記事一覧 | ブロック | 目次 | ◯ |
お知らせバー | ◯ | スライダー | ◯ |
フルスクリーン | ◯ | リスト | ブロック |
見出し | ブロック | ステップ | ブロック |
吹き出し | ブロック | メッセージボックス | ブロック |
タブ表示 | ブロック | ボタン | ブロック |
ボックス | ブロック | ボックスメニュー | ブロック |
タイトル付ボックス | ブロック | 関連記事(内部リンク) | ブロック |
参考記事(外部リンク) | ブロック | Q&A | ブロック |
アコーディオン | ブロック | レビュー(星マーク) | ブロック |
商品レビューボックス | ブロック | A/Bテスト | ◯ |
SNSシェアボタン | ◯ | LP専用 | ◯ |
広告タグ管理 | ◯ | プロフィール | ◯ |
条件分岐 | ◯ | カスタムカラー/書式 | ◯ |
共通コンテンツ | ◯ | 投稿者情報 | ◯ |
アニメーション | ◯ | SNSシェア | ◯ |
機能についてはこちらを参照ください。
必要な機能だけを使えばOK
機能が豊富すぎて使いこなせないという声もありますが、全ての機能を使う必要はありません。必要な機能だけを使えばOKです。
アフィリエイトサイトに最適
アフィリエイトサイトを作成したい場合に、とても便利な機能が用意されています。
ランキング、クリックされやすいボタン、スター表示機能など、アフィリエイトサイト特有の機能に対応しています。収益化を目的としたサイトにも使い勝手が良いでしょう。
特に便利だと思うものをご紹介します。
レビューボックス
管理画面で情報を入力するだけで、レビューボックスがつくれます。
商品紹介ボックス
管理画面で情報を入力するだけで、ボタン付きの商品紹介ボックスができます。
レビューボックスや、商品紹介ボックスをHTMLやCSSで作成するとなると、けっこう面倒です。
PR表示設定
景品表示法に対応する「PR表示設定」も簡単です。
広告管理
広告のタグも一元管理。しかもクリック率や表示回数も計測できます。
ABテスト
A/Bテストも簡単に。例えば、ボタンの色や文言はどちらが良いかなど計測できます。
しばらく計測してから、よりクリックされる方に決定すれば良いですよね。
ここまでくると、サイト作成というよりも解析ツールです。
デザイン
クールでビジネスライクなデザイン
SWELLはシャープでクールなデザインが特徴的という印象。
温かみや親しみやすさには欠けるかも・・・と思っていましたが、丸みを持たせて柔らかいデザインにもできるじゃないですか。
下図のように、フォントや角丸に設定することでGoogle推奨のマテリアルデザインにも出来ます。
「SANGOテーマ」っぽいデザインになりますね。
これで、クールでシャープなデザインだけではなく、親しみやすいデザインにも出来ます。
これは発見です!
デザインの被りはカスタマイズで解決
SWELLはユーザーが多い分、デザインが被ってしまう可能性はあります。
しかし、カスタマイズ機能がとても使いやすいので、カラー、フォントを変更するだけで、他サイトと被らないようにできます。
カスタマイズの自由度
操作性を重視したテーマ設計ながら、カスタマイズ機能もあります。
SWELL利用者は多いので、カスタマイズも公式サイトに載っていないような情報でも、検索するとSWELLユーザーのブログ情報からわかります。
オリジナルなサイトを作りたいユーザーも、自分の思い通りにデザインを調整できます。
また、事前登録機能で、カラーやデザインパターンを自分の好みに登録できますが、数が限られています。
初心者がカスタマイズする分には十分ですが、上級者でHTMLやCSSでオリジナリティーを極めたい人には、カスタマイズしづらいところもあり、物足りないかもしれません。
サポートとマニュアル
フォーラム
SWELL購入者専用のフォーラムにログインできるようになります。そこから、質問、不具合等回答もらえます。
フォーラム内を検索するだけでも、かなりのボリュームがあります。
WordPressの質問や、カスタマイズの相談などはできません。
マニュアル
マニュアルはSWELL公式サイトに用意されていますが、ネット検索で他のSWELLユーザーの記事を参照するのもおすすめです。
調べたいことに公式サイトよりもより近い回答がえられたり、さすが、SWELLユーザーの多さを実感します。
価格
WordPressテーマ&マニュアルセット
17,600円(税込)
買い切り価格です。
バージョンアップは無料
購入者には今後リリースされるテーマは無料でダウンロード。
自分の運営するサイトであれば何サイトでも利用可能です。
\ 国内シェア率 1位 /
メリット・デメリット
SWELLのメリット・デメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
ブロックエディターに完全対応 初心者でも操作に迷わない カスタマイズがしやすい | 上級者以上でオリジナルのカスタマイズをしたい人は物足りないかも |
SWELLをおすすめする人
- WordPress初心者
- サイト作成自体には労力をかけたくない
- アフィリエイトサイト
\ 国内シェア率 1位 /
さいごに:感想
SWELLの感想はずばり「いや~、良くできている!」の一言です。って、最初にも言いましたね。
私は今までに無料から有料まで合わせると、20以上のテーマを試したことがありますが、直感的にサクサクと操作でき、これだけ機能が充実しているテーマは初めてです。
SWELLだとシャープで余白が多くてクールなデザインになりがちと思っていたのですが、そうではなく親しみやすいマテリアルデザインにも設定出来るし、至れり尽くせりではないかと感じます。
はじめてWordPressを使うなら、まっさきにオススメしたいテーマです。
ネット上に情報量が多いことも、サイトを運営していく上での安心材料です。
\ 国内シェア率 1位 /