自分のサイトが検索されて上位に表示されるために、「やはり、SEO対策ってやらないとダメ?」「SEOを始めたいけど、何から手をつければいいの?」と悩んでいませんか?
SEO情報を調べれば調べるほど専門用語が飛び交い、何を優先すればいいのかわからなくなってしまう方も多いはずです。
安心してください!検索エンジンの基本がわかれば、SEO対策がクリアに見えてきます。
この記事では、SEOの本質と、SEO初心者が最初に取り組むべき「これだけはやろう」と言える基本的なステップをわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、初心者でもすぐに実践できるSEO対策がわかるはず。
SEO対策は、決して難しいことではなく、意識して戦略的に記事を書くという感じです。
SEOはサイトの成功に欠かせない要素です。この記事を参考に、まずは基本的なSEO対策から始めてみましょう。
検索エンジンって何?
SEO対策をするには、まずはじめに検索エンジンの仕組みを理解する必要があります。
検索エンジンは、インターネット上の膨大な情報の中から、あなたが探している情報を見つけ出すためのツールです。
たとえば、GoogleやYahoo!などが代表的な検索エンジンですね。
検索エンジンはどうやって情報を集めるの?
検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットのようなプログラムを使って、インターネット上のサイトをくまなく巡回しています。この巡回をクロールと言います。
クローラーは、サイトの文章、画像、動画などの情報を集め、それをインデックスと呼ばれるデータベースに保存します。インデックスは、超巨大な図書館のようなもので、ここに全ての情報が整理されて保管されているイメージです。
検索すると何が起きるの?
あなたが検索ボックスにキーワードを入力すると、検索エンジンは巨大図書館であるインデックスの中から、そのキーワードに関連する情報を探し出します。
例えば、「猫の画像」と検索すると、検索エンジンは「猫」という言葉が含まれているページや、猫の画像がたくさんあるページをインデックスの中から探し出し、あなたに役立ちそうなページを見せてくれるのです。
検索結果はどのように表示されるの?
検索エンジンは、ただ単にキーワードが含まれているページを見つけるだけでなく、そのキーワードで検索する人の意図を読み取ります。
例:「冷蔵庫 冷えない」で検索
検索ユーザーは、冷蔵庫のトラブルで冷えない原因や修理方法を知りたいと考えます。検索エンジンはその意図を理解し、原因や対処法、メーカーの問い合わせ先が掲載されたページを優先的に表示します。
これが基本です。検索する「キーワード」に対する「最適な回答」を検索結果画面にランキングで提供します。
そして、関連性や信頼性などを総合的に判断して、検索結果の順番を決めています。
- 関連性: 検索したキーワードの意図と、ページの内容がどれだけ一致しているか
- 信頼性: そのサイトが信頼できる情報源かどうか
これらの要素を総合的に評価し、キーワードに対し、最も最適な回答と判断されたページからランキング順に表示されるようになっています。
- クロール: クローラーがインターネット上のサイトを巡回して情報を集める
- インデックス: 集めた情報をデータベースに保存する
- 検索: ユーザーがキーワードを入力すると、関連する情報をインデックスから検索する
- 表示: 関連性や信頼性に基づいて、検索結果をランキングして表示する
SEOって何?サイトが人に見つかる仕組み
SEOは、Search Engine Optimizationの略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」という意味になります。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンで、自分のサイトを上位に表示させるための取り組みのことです。
SEO対策をしないとどうなる?
SEO対策をしないと検索結果に表示されないの?
SEO対策をしないからといって、検索で上位表示されないわけではありません。
SEO対策をしなくても上位表示されるケースは次のようなケースが多いです。
- 固有名詞:会社名や団体名、個人名など
- 新しいキーワード: まだ競合が少ない新しいキーワードで検索される場合
- ニッチなキーワード: 特定の分野に特化した、競合が少ないキーワードで検索される場合
検索結果のランキングは相対評価なので、ライバルとなる競合サイトが少なければ、SEOを意識することなく検索上位表示も可能です。
やっぱりSEO対策は必要?
競合サイトが少ないというケースは稀です。これだけ膨大なネット情報量の中で、自分のサイトを見てもらえるようにするにはSEO対策はかかせません。
SEO対策で検索結果の上位に表示される可能性を大幅に高めることができます。
それなら、断然やった方がいいですよね。
たとえば、検索結果の30位に表示されたとしても、30位のサイトまで見られることはほとんどありません。検索結果の1ページ目、つまり10位以内に表示されないと、なかなか見てもらえないのが実状です。
同じキーワードで多くのサイトが競争している中で、SEO対策をすれば必ずしも上位表示というわけではありませんが、適切なSEO対策をすることで、より多くのユーザーに読んでもらう可能性は向上します。
- より多くの人がサイトにアクセスする
- 集客力がアップする
- 質の高いページが評価されるので信頼できる情報源として認識される
これらを望むならSEO対策をしましょう。
検索エンジンの仕組みを理解しよう
検索エンジンのアルゴリズム(算法)は公開されていません。
しかし、SEO対策としては一般的に以下の要素が重要だと考えられています。
- コンテンツの質: ユーザーにとって有益な情報、オリジナルで独自の価値を提供するコンテンツである。
- キーワード: ユーザーが検索するキーワードと関連語が適切に文章の中に含まれている。
- サイトの構造: 検索エンジンがサイトの内容を理解しやすくするために、サイト構造が整理されている。
- 外部からのリンク: 他のサイトからあなたのサイトへのリンクが多い。
さらに、以下の要素も重要です。
- オリジナリティ:コピーではなく、他にはない独自の価値が記載されているか。
- テーマの一貫性:一つのテーマに対して深い情報を提供しているか。
- 情報鮮度:情報が新しいか。
- オーソリティ(信頼性や権威性):信頼できる人が書いているか。
たとえば、格安SIM「mineo」情報だけの専門性の高いサイト、ドクターが記事を書いた医療系ブログなど権威者が書いたサイトは信頼されやすく、検索エンジンからも高く評価されます。
SEOで忘れてならない「YMYL(ワイ・エム・ワイ・エル)」。「YMYL」とは「Your Money or Your Life」の略で、お金や健康、安全など、人々の生活に大きな影響を与える可能性のある情報を指します。Googleは、このような重要な情報については、情報の正確性・信頼性・専門性を特に重視しています。
なぜなら、誤った情報が拡散されると、人々に多大な損害を与える可能性があるからです。そのため、YMYLに関するコンテンツは、SEOにおいてもプロフェッショナルで高い品質が求められます。
具体的なジャンルは、医療、金融、法律、安全など。専門知識がまったくない素人がこの分野でサイトを運営して上位表示することはかなり難しいです。むしろ避けるべきジャンルです。
とくに、YMYLに関するコンテンツを作成する際には、EATを高めることを意識する必要があります。
EAT?
「EAT」とは、Googleがサイトのコンテンツを評価する際に重視する3つの要素の頭文字を取ったものです。
- E: Expertise(専門性)
例:医師が医療に関する記事を書いている、弁護士が法律に関する記事を書いているなど。 - A: Authoritativeness(権威性)
例:有名な大学が運営するサイト、政府機関のサイトなど。 - T: Trustworthiness(信頼性)
例:情報源が明記されている、複数の情報源で裏付けられているなど。
なぜEATが重要なのか?
Googleは、ユーザーに正確で信頼できる情報を提供したいと考えています。そのため、EATが高いコンテンツを評価し、検索結果の上位に表示する傾向があります。特に、前述のYMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる、健康、金融、安全など、人々の生活に大きな影響を与える可能性のある情報に関しては、EATが非常に重要になります。
社会において誤情報は大きな問題になりつつあります。発信の資格がある人なのか?も検索エンジンは見ているということですね。
SEOの鍵はユーザー視点にあり
では、検索エンジンで評価されるためには、どうすれば良いのでしょうか?
その答えは、そのキーワードで検索したユーザーが求めているものを提供することに尽きます。
サイトに訪れた人が「これこれ!探していたのはまさにこれ!」と思えるような情報を提供することが理想ですね。
記事を書く時には、次のような疑問を自問してみてください。
- ユーザーが探している情報があるか?
- その情報はすぐに見つかるか?
- 具体的で的確な答えを提供できているか?
SEO対策は専門的な知識が必要な場合もありますが、初心者の方でもできる簡単な対策もあります。
- キーワード選定: どんな時にどんなキーワードで検索されるか、ターゲットとするユーザーの背景を明確にする。
- コンテンツ作成: どんな情報をユーザーが求めているか理解する。
- オリジナリティ:その情報をどう伝えたらわかりやすいか、写真、図表、動画を利用する。
具体策は、後述「これだけはやろう!初心者でもやるべきSEO対策の 7選 + 3選」でご紹介します。
SEO対策は、奥が深く、日々変化していくものです。すべてのことを完璧にやる必要はありませんが、基本的なことを押さえて、少しずつ改善していくことがとても重要です。
SEO対策は続けることが重要
SEO対策は、一度やったら終わりではありません。その理由は以下の通りです。
アルゴリズムは常に変化する
Googleをはじめとする検索エンジンは、よりユーザーにとって有益な検索結果を表示するために、アルゴリズムを頻繁にアップデートしています。それにより、検索結果の順位も当然変わります。
検索アルゴリズムの小さな更新は毎日行われますが、下記のように大きな(広範な)更新は年に数回実施され、検索順位が大変動することもありました。
アップデート名 | 内容 |
---|---|
2014年 ベニスアップデート | ユーザーの位置情報によって検索結果が異なるようになった。例「ラーメン店」で検索しても東京と大阪で結果が違う。 |
2015年 パンダアップデート | 低品質なコンテンツを持つサイトの評価を下げ、高品質なコンテンツを持つサイトを評価するようになった。 |
2016年 ペンギンアップデート | 不自然なリンクを大量に獲得しているサイトの評価を下げ、自然なリンクを獲得しているサイトを評価するようになった。 |
ハミングバードアップデート | 検索クエリ(キーワード)の意味をより深く理解し、会話形式の検索に対応できるようになった。 |
2015年 モバイルフレンドリーアップデート | モバイル端末での表示に最適化されていないサイトを評価下げした。 |
2017年 健康アップデート | 信ぴょう性の低い医療や健康系サイトの評価を一気に下げた。 |
コアアルゴリズムアップデート | 検索アルゴリズムの根幹を大幅に見直し、検索エンジンの仕組みそのものをバージョンアップする。 |
2019年 BERTアップデート | 自然言語処理という技術を用いて、検索クエリ(キーワード)の文脈やニュアンスをより深く理解できるようになった。 |
2022年 ヘルプフルコンテンツアップデート | ユーザーの視点に立った、オリジナルで高品質なコンテンツを評価するようになった。 |
これらは主なるアップデートの一部です。
大手企業サイトや法人サイトが上位を独占し、個人サイトが大きく順位を落とすようなアップデートもありました。個人サイトの信憑性が問われたからでしょう。
いくら、ユーザーに役立つコンテンツを心がけていても、アップデートで順位を大きく落とすこともあります。逆にアップデートで順位が大幅に上がることもあります。
検索順位に一喜一憂しないせずに、ユーザーのためのコンテンツを念頭に、サイト運営を続けていくことはとても重要です。
また、検索エンジンのアルゴリズムを逆手にとるSEOテクニックに頼ると、その時は効果があったSEO対策でも、新しいアルゴリズムでは効果が薄れたり、順位を著しく落とす原因になることもあるので要注意です。
検索エンジンに対して最適化するのではなく、ユーザーに対して最適化です。ユーザーファーストで!
検索エンジンの上位表示を不正に操作する方法は、検索エンジンスパム(SPAM)と呼ばれています。検索エンジンは常に、このようなスパム的な手法を排除するためにもアルゴリズムを変更しています。
その結果、安易なSEOツールやサービスを利用して、意図せずスパムと認識されてしまうと、昨日まで上位に表示されていたサイトが突然検索結果から姿を消すことさえあるのです。
最も注意すべき点は、多くの人が使っているツールやテクニックが、知らないうちにスパム行為と見なされる可能性があること。かつては効果的だった手法が、今では検索エンジンのアルゴリズムによってペナルティを受けることがあります。
検索エンジンの上位表示ルールは日々変化するため、永続的な対策は存在しません。
重要なのは、短期的なテクニックではなく、何度も申しておりますが、ユーザーに真に価値のある役立つコンテンツを提供することです。
SEO対策を継続的に改善すべき理由
SEO対策を継続する理由として、検索エンジンのアルゴリズムの変動だけではなく、その他の理由もあります。
競合の状況が変わる: あなたの業界や扱う商品・サービスの競合状況は常に変化しています。競合がより強力なSEO対策を行ったり、新しいコンテンツを公開したりすることで、あなたのサイトの順位が変動する可能性があります。
SEOは相対評価。
ユーザーの検索行動が変わる: ユーザーの検索キーワードや検索意図は、トレンドや季節、社会状況などによって変化します。それに合わせて、あなたのサイトのコンテンツも更新していく必要があります。
情報が古くなる:ここでの情報が古くなるという意味は、正確性に欠けるという意味です。ユーザーが欲しいのは今の情報。数年前の賞味期限切れの情報では意味が無い場合もありますね。
サイトの規模が大きくなる: サイトが成長し、ページ数が増えていくと、内部リンク構造やサイトマップの管理が複雑になります。最初からサイト設計が出来ていることがベストですが、定期的に見直し、サイト構成を見直す必要があります。
【コラム】SEOしたくない!
クライアントさんのブログで、「ああ、もったいないな」と思うことがありました。
そのブログは読者にとっては本当に役立つし、文章もすごく上手なんです。まるで本を読んでいるような感覚になるくらい読みやすく、内容も素晴らしい。ただ、ブログ運営者さんが「SEOはやりたくない」ときっぱり。
数年運営されているブログなので、SNSからのアクセス数はある程度あるものの、「高止まり」というわけではなく「中止まり」状態。これでは、本来この記事を読みたい人に届かない気がして、残念で仕方ありません。
人間の読者からは評価されている一方で、検索エンジンにはきっと内容が正しく伝わっていないんだろうな、と思います。何の記事なのか理解されずに、ただの日記やポエム扱いになっているのかなと想像します。
未来の検索エンジンがもっと賢くなり、行間を読み取るほどの能力を持てば、状況が変わるかもしれませんね。でも、今のままでは埋もれたままの記事が多いのが現実です。
それって、やっぱりもったいないですよね。
SEO対策では検索エンジンがサイトを理解しやすくすることも大事なことです。
これだけはやろう!初心者でもやるべきSEO対策の 7選 + 3選
これまでにご紹介した通り、クローラーはサイトを巡り、サイト情報をインデックスします。
クローラーはサイトのどこを見ているの?
という疑問がうまれるでしょう。そして、どのようにサイトを評価しているのでしょうか。
これらは公開されていませんが、多岐膨大に渡り複雑なアルゴリズムでランキングされているはずです。
少なくとも、サイトのこの部分はSEOに大きく影響しているはずと想定できる重要な部分があります。まずは、そこにSEO対策を施すことが懸命です。
そこで、SEO初心者の方でも、今すぐ始められるSEO対策を7つご紹介します。
- サイトマップの作成と提出
- キーワード選定
- 高品質なコンテンツ作成
- タイトルタグとメタディスクリプションの最適化
- 見出しタグの活用
- 内部リンクの設置
- モバイルフレンドリー化
これらの作業は難しいものではありませんが、常に意識を払う必要があるため、やや手間がかかります。
思いついたままの日記スタイルのブログ記事とは異なり、計画的かつ戦略的なアプローチで記事を書くといった感じです。
これをするかしないかが大きな違いになるのです。
具体的にSEO対策をみていきましょう。
1.サイトマップの作成と提出
検索エンジンがサイトの内容を効率よく理解できるようサポートするのが検索エンジン用の「サイトマップ」です。
サイトマップを見るとサイトの構造がわかり、またどのページがいつ作成されたか、更新されたかがわかり、Googleにサイトの構造を伝えることで、クロール効率が向上します。
サイトマップ作成用のプラグインを利用すれば、サイトマップは自動的に作成され、そのサイトマップをGoogleサーチコンソールに設定しておくだけでOKです。
サイトマップは最初に設定するだけですので、必ず設定しておきましょう。
サイトマップの作成方法はこちらの記事へ
2.キーワード選定
一番基本的なSEO対策といえば、キーワードです。キーワードは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索される単語のことを指しましたね。
まずは、自分の記事で使うキーワードを選定からはじまります。
- ターゲットユーザーの検索意図を理解する: どのような人が、どんな言葉で検索するのかを具体的に想像しましょう。
- キーワードツールを活用する: Googleキーワードプランナー、ラッコキーワードなどのツールを使うと、そのキーワードの検索ボリュームや関連キーワードなどを調べることができます。
- 競合サイトの分析: 競合サイトがどのようなキーワードを使っているかを確認し、参考にしましょう。
3.高品質なコンテンツ作成
SEO対策が小手先のテクニックではなくなった今、ユーザーに寄り添った記事にすることがもっとも重要です。
- ユーザーの悩みや疑問を解決する: ユーザーが知りたい情報を分かりやすく、具体的に説明しましょう。
- オリジナルコンテンツの作成: 他サイトと被らない、独自のコンテンツを作成しましょう。
- 定期的な更新: 新しい情報やトレンドを取り入れ、コンテンツを定期的に更新しましょう。
高品質な記事かどうかを判断するには?
実際にそのキーワードで検索してみて、上位表示されている記事と自分の記事を比較してみます。
どちらの記事が役に立つか、また自分の記事にしかないコンテンツがあるか、読みやすいかなど、チェックしてみましょう。
4.タイトルタグとメタディスクリプションの最適化
検索結果画面に表示されたとしても、ユーザーにクリックされなければ意味がありません。
次の2つは検索結果画面に影響するので、検索ユーザーが記事をクリックするかしないか重要なポイントです。
- タイトル: ページのタイトルにキーワードを含め、検索結果で目にとまるようにしましょう。
- メタディスクリプション: ページの説明文にキーワードを含め、検索ユーザーが読みたくなるような文章でクリック率向上を目指しましょう。
メタディスクリプションて何?という方に
5.見出しタグの活用
論文やビジネスで書類を作成するときに、文章をタラタラと羅列するだけではなく、見やすいように「見出し」を適切に作成しますね。同じく書籍にも「目次」がありますね。
どちらもそれらを見るだけで、何が書かれているのか全体を推測できます。
逆に見出しがないと何が書かれているのかは最後まで読まなければわからない・・・文章力がない限りおそらく途中で離脱されます。
サイトで言うタイトルとは、H1,H2,H3などの見出しタグのことです。WordPressではテーマによっては見出しタグを使うと自動的に目次として作成されるものもあります。
検索エンジンも見出しを見ているので、見出しにキーワードを含め、文章構造を明確にし、検索エンジンに内容を伝えやすくしましょう。
6.内部リンクの設置
内部リンクって何?
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士を繋ぐリンクのことです。SEO対策では重要なのですよ。
例えば、一つの記事の中に書いてあることで、別の記事でさらに詳細を説明している場合など参照リンクを貼ることがあります。そのリンクが内部リンクに当たります。
- 検索エンジンクローラーの巡回促進: 検索エンジンのクローラーは、サイト内も内部リンクをたどってサイト内のページを巡回します。内部リンクを適切に設置することで、全てのページがクローラーに発見されやすくなります。
- ページの重要度伝達: 多くの内部リンクが張られているページは、検索エンジンから重要なページと判断されやすくなります。
- ユーザー体験の向上: 関連性の高いページへのリンクを設置することで、ユーザーはより深くスムーズにサイト内の情報を得ることができます。
7.モバイルフレンドリー化
多くのユーザーがスマートフォンで検索するため、モバイルフレンドリーなサイト作りは必須です。
モバイルフレンドリー化って?
モバイルフレンドリー化とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で、サイトが見やすく使いやすい状態にすることです。
モバイルフレンドリー化でやるべきことは以下の通りです。
- 画面サイズに自動で対応: レスポンシブデザインに対応しているか。どんなサイズの端末でも、サイトが最適な表示になるようにします。
- 文字の可読性: 小さな画面でも文字が読みやすいように、文字サイズを適切に設定します。
- 行間: 行間を調整することで、長文も読みやすくなります。
- ボタンサイズ: 指でタップしやすい大きさのボタンを設定します。
- リンクの配置: リンクが誤タップされないように、十分なスペースを確保します。
これらはユーザーがどうこうするというよりも、WordPressのテーマが対応しているかどうかですね。優れたテーマなら対応しているはず。
一方、ユーザーが記事を書くときにできるモバイルフレンドリー化は画像の最適化です。
- 画像サイズ: モバイル端末で表示されるサイズに合わせて画像サイズを調整します。
- 画像形式: WebP形式など、軽量な画像形式を使用します。
画像のサイズを小さく軽くすることで、ページの読み込み速度を向上させ、ユーザーにストレスを与えないようにします。
画像サイズの詳細はこちらの記事で
さらに文章の工夫です。
- 短い文章: モバイルでは長い文章を読むのが難しいため、短い文章にまとめます。
読みやすい文章については、こちらの記事で
さらに、長期的な視点で取り組むべきこと
1. Google サーチコンソールの設定
GoogleサーチコンソールはGoogleが提供する無料のSEOツール。自分のサイトがGoogleでどのように認識されているか、検索結果でどのキーワードで表示されているかなどを確認できます。
検索結果での表示状況や、クリック数などのデータを確認できます。
Googleサーチコンソールにサイトを登録し、サイトの状況を把握しましょう。
サーチコンソール設定方法は次の記事を参照ください。
2.被リンクの獲得
被リンクとは、あなたのサイトに他のサイトから張られるリンクのことです。まるで、あなたのサイトを指さして「このサイト、すごいよ!」と紹介しているようなイメージです。
検索エンジンは、多くの質の高いサイトからリンクされているサイトを、信頼性が高く、質の高い情報源だと判断します。
そして、検索エンジンの評価が高まると、検索結果の上位に表示されやすくなり、多くのユーザーにあなたのサイトを見てもらうことができますね。
被リンクの獲得方法
- 紹介したくなるような質の高い記事の作成
- SNSで、あなたの記事を積極的にシェア
- 他のサイトやメディアに記事を投稿し、その記事の中に自分のサイトへのリンクを挿入してもらう
など、良質の記事を書くことだけにとどまらず、積極的にリンクをしてくれるサイトを探すことも必要です。たとえば、サイトで紹介している商品を販売しているサイトから「お客様の声」として紹介リンクしてくれるかもしれませんね。
- リンクの量よりも質の高い被リンクを獲得すること
- 関連性の高いサイトから被リンクを獲得すること
サイトの評価の低い相互リンクや、有料の被リンクを購入することは、スパム扱いになる可能性が高いので、避けた方が無難でしょう。
3.サイトの状態を確認する
サイトの状態を確認するとは、人間でいうと健康診断のようなもの。
- このキーワードはだんだん上がってきた
- このキーワードはダーンと下がったまま上がらない
- このキーワードは毎日上下変動が大きい
これは、毎日チェックしているからこそわかることで、今日だけの検索順位だけでは状態はわかりませんよね。
そこで、指定したキーワードでサイトが何位に表示されているのかがわかる、検索順位チェックツールが便利です。次の記事では検索順位チェックツールを利用した「実際の順位変動のグラフ」と対策についてご紹介しています。
実際のデータで解説
結局、SEOで大切なことは?
SEO対策は、小手先のテクニックではなく、ユーザーにとって役立つコンテンツを提供することが肝です。これは、SEOという言葉が広まりはじめた10年以上前から変わらないSEOの本質です。
まとめると
- ユーザーファーストのコンテンツ: 質の高い、オリジナルなコンテンツを作成する
- 検索エンジンに理解される工夫:ユーザーだけでなく検索エンジンにも認識されるようにする
- 技術的な最適化:サイトの速度をアップ
- 検索エンジンからの評価: 被リンク獲得やGoogleサーチコンソールの活用
これらの要素をバランス良く組み合わせることで、SEO効果を最大化することができます。
SEO対策は、一朝一夕にできるものではありません。 継続的に取り組むことで、徐々に効果が現れてきます。焦らず、一つずつ着実に取り組んでいきましょう。